福知山マラソン(1)2008年11月23日

本日、福知山マラソンに出場した。初フルマラソンだ。
am6:30に名谷を出発し、8時過ぎに福知山に到着。今回の大会はフルマラソンに10,000名、10kmに1,000名がエントリーしていた。スタートはフルマラソンの出場者と10kmの出場者がA~Jの10ブロックにタイム別に分けられていた。私は前から9番目のIブロックでスタート。
10:30、レースは始まった。大きな大会だけに集団が歩くような速度で前に進む、スタート地点を通過したのは4分40秒後、長い下り坂をノロノロと進んで行く、全く思うペースで走れない。このことは想定していたので「落ち着け」と自分に言い聞かせ、流れに身を任せる。1km通過は5'54(ネットタイム)、レース前は5'30位を予想していたのに、それよりも遅い。「慌てない、慌てない」と言い聞かせる。そのままペースが上がらずに進む、福知山の方が太鼓をたたいて応援してくださっている横を焦りそうになりながら走る。ペースはどうだろうか、3kmの標識を見過ごす。しばらくして4kmを通過、この2kmのラップが10'32、まだキロ5分台前半だ。
最初の5kmを25分(キロ5分平均)で計算していたのにペースを上げられない、27'26で5kmを通過。延々と渋滞が続く。焦りが強くなる。6kmを過ぎて、集団がばらけてきたのでペースを上げてみる。7kmまでの1kmのラップは4'29、急にペースアップしたため苦しくなる、8kmで4'56に落ちる。「今日はダメかも、3時間24分なんて目標を広言するのではなかった」と悔やむ。ところが9km以降、4'30前後のペースに落ち着き始める。10kmのタイムは50:48、「4時間は切れそう」、そのまま4'30のペース維持を心がける。15kmは1:13:00、ペースは乱れない。4'20前半までペースが上がりすぎたために少し抑えめに走る。2.5km毎の給水地点ではスポーツ飲料を飲み、頭には水をかけて走り続ける。なだらかな上り坂と下り坂の繰り返しが続く、上り坂ではペースを維持して走る、どんどん、抜ける。下り坂ではさらにペースを上げて走る、呼吸も乱れない、どんどん、抜ける。
左足親指横と右足かかと右にマメが出来たようで、足が痛み始めるがペースを維持して走る。どんどん、抜ける。
しかし、21kmを過ぎた辺りから「あと半分!」という気持ちと「まだ半分、まだ同じしんどい思いをするの?」という気持ちが交錯し始める。また、折り返し点を過ぎてから、すれ違うランナーが歩いているのを見て「自分も歩きたい、歩こうよ」という悪魔のささやきでペースが乱れ始める。
28km辺りの給水ポイントでプロテインドリンクを補給、29km地点で持参したゼリー飲料を補給し、乱れたペースの立て直しを図る。
30km地点は2:20:12で通過、「後12kmちょっと、キロ5分で約1時間後にゴールできる。3時間20分台で走れそう」、元気が出てくる。35kmは2:42:53、「キロ5分で後35分、3時間20分前後は行けそう」、そして40kmは3:05:29、後2kmなのに心が折れかける。「もう走れない、許して」と思いながら脚を運ぶ、41km、ここから1kmの長い坂、頭の中でプチッと音がしてさらにペースダウン、心臓が止まりそうなほど鼓動している。こんなに遅いのに、どんどん抜ける。ゴール前の陸橋の下を曲がって、ゴール直前、1名のランナーに抜かれる、14km以降抜かれたのはこの1名だけだった。やっとゴール。タイムは3:16:33、嬉しかった。しかし、「辛かった。もうこんな辛いのはコリゴリ、篠山も出たくない」という思いが支配している。
次もこんなにも頑張れるだろうか、初レースが自己ベストになりそうな嫌な予感がする。

   ネット    ラップ
距離 タイム キロ タイム キロ 気持ち
5km 0:27:26 5'29 27'26 5'29 サブフォーも難しいかも
10km 0:50:48 5'05 23'22 4'41 4時間は切れそう
15km 1:13:00 4'52 22'11 4'26 3時間45分位か
20km 1:35:05 4'45 22'05 4'25 3時間40分は切れるかも
25km 1:57:23 4'42 22'47 4'33 3時間35分位
30km 2:20:12 4'40 22'20 4'28 3時間30分を切れるかも
35km 2:42:53 4'39 22'41 4'32 3時間20分前後か
40km 3:05:29 4'38 22'35 4'31 もう走れない、許して下さい、歩きたい
Goal 3:16:33 4'40 11'04 5'03 終わった~