西宮国際(ハーフマラソン)2008年11月03日

11/2に開催された西宮国際マラソンに出場した。手元のタイムで1:30'05(ネット1:29'38)、2月のバレンタインラブランの初ハーフマラソンのタイムを15分更新した。

SPLIT           LAP
距離  時間  分/km 距離  時間 分/km 時間/5km
10km  0:43'26  4.3  10.0km 43'26  4.3   21'43
15km  1:05'12  4.3  5.0km 21'46  4.4   21'46
ゴール 1:30'05  4.3  6.1km 24'52  4.1   20'44

3月に北須磨クラブに入会後、初めてのレース、自分がどれだけ成長しているのか、非常に楽しみだった。今回の大会には総勢5000名が参加、ハーフマラソンは約1800名がエントリーしていた。

スタート後、26秒でスタート地点を通過、集団の混雑に巻き込まれることなく順調にレースは始まった。ところが、5分ほど走っているとそれほど速いペースに感じないのに、どんどん抜かれていく、呼吸も苦しくなる。日差しが強く、暑い。「今日は駄目かも」と不安がよぎる、10分経過、ますます苦しくなる。5kmのタイムはかなり悪そうだ、レースに出場したことを後悔しだす。最初の給水地点に到着、5kmのはずなのに目印がない、不安になる、タイムは21'43だが、いつもはこんなに速く走れない、5kmの距離表示を探しつつ数分間走る、見つからない、ペースがわからない、日差しが暑い、脚が重い。
河川敷にはいると足がすべって走りづらい、向かい風も吹き出した、まだ、4分の1しか走っていない、しんどい、帰りたい、タイムが悪かったときの言い訳を考えながら走る。
しばらくすると9.5kmの給水地点、40'57、何だか速い、間違いではないだろうかと思う。10kmを通過、43'26、やはり速い、10kmの自己ベストを2分更新、ペースが速いので辛かったのだとわかると急に元気が出てきた。このままのペースで走れば1時間30分台前半は行けるかも、砂ですべる足元、向かい風に難儀しつつも、ペースを維持する。11.1kmで給水、頭に水をかける、15km地点の手前で給水、15kmは1:05'12で通過、残りをキロ5分で走れば1時間35分でゴールできる。15km地点を過ぎてもう一度給水、コップを2つ取り、一つを飲み、一つを頭にかける、ここからペースを上げる、一人でも多く抜いてやろう。
残り6km、最初の2kmは順調に走れた、ところが河川敷のこのコース、真っ直ぐな道の先にはいつも橋がかかっていて、走っても走っても、同じ道を通っているような錯覚に陥る、徐々に辛くなる、ラスト3km、脚が重い、明らかに遅そうな前の走者との差が縮まらない。最後の給水、頭に水をかぶる、ペースが上がらない、ラスト2km、抜かれ始める。
ラスト1km、ゴールが見えてくる、走っても走っても前に進まない、ゴールまで数百メートル、さらに抜かれる。ゴール手前、力が残っていない、後ろからダッシュしてきた走者にはりあう気力もなく、ぶっちぎられてゴールイン。
チップをはずした後、手元の時計を見てびっくり、1:30'05、ラスト6kmは普段の練習でも走れない4分前半で走っていた。
レースになると周りに引きずられるという意味が理解できた。嬉しい。気温がもう少し低くて、河川敷ではなくアスファルトで、距離表示があれば、あと数十秒はタイムを縮められそうな気がする。