スピードトレーニングでタイムが伸びる2009年10月08日

「弘山晴美のマラソン術 スピードトレーニングでタイムが伸びる」(弘山勉著)を読んでいる。
昨年の3月にランニングを開始して以来、私は「ゆっくり走れば速くなる」(浅井えり子著)をバイブルにして、練習を続けてきた。そして、それなりに成果は出たと思っている。それとは全く正反対のタイトルのこの本を、三ノ宮のジュンク堂で見つけた。9月5日の土曜日のことだ。手にとって読んで見たところ、おもしろさに惹かれ、立ち読みだけではもったいなくて、この本を購入した。それから1ヶ月、今でも何度も読み返している。

この本には、限られた時間を有効に使うために効率良く、合理的な練習をしましょうということが書かれている。

■参考になったこと
 □骨盤の前傾を意識すればスムーズな重心移動ができる
  →この本を読んでやっと、骨盤の前傾がイメージできるようになった
 □スピードと筋力に余裕があればタイムはどんどん伸びていく
 □スピード練習は全力で目一杯頑張ることではない、
  フォームが意識できるレベルにとどめる
 □スピード練習ではタイム設定しない、強度を意識する
  タイムを意識すると余計な力が入り、フォームが崩れる
 □インターバルではつなぎのタイムを一定にする
  つなぎのタイムの長さを変えて、練習に強弱をつけることができる

■タイムアップのためのマラソン計画
 1)基礎となるスピード養成(5キロ、10キロの目標タイム設定)
  A.坂道走やクロスカントリー
  B.スピードトレーニング
  C.ウェイトトレーニングや補強

 2)ワンランク上でのペース走
  20キロ、30キロ走によるスピード持久力養成

 3)ハーフマラソン出場(レース3週間前)
  レースペースよりちょっと速いペースで走る

 4)10キロレース出場(レース1週間前)

■インターバルとフルマラソンのタイムの目安
 1)2時間30分(1km平均3分30秒)
  1000m 3分20秒、インターバル200m 52秒

 2)3時間00分(1km平均4分15秒)
  1000m 4分15秒、インターバル200m 80秒

 3)3時間30分(1km平均5分00秒)
  1000m 4分45秒、インターバル200m 80秒

 4)4時間00分(1km平均5分40秒)
  1000m 5分30秒、インターバル200m 90秒

本の前半には弘山晴美さんの陸上との関わり、世界選手権や五輪の話しもあり興味深い内容だった。

骨盤の前傾を意識して、e3グリップを持って腕振りを意識して走れば、まだまだタイムが伸びそうな気がしてきた。