勉強するな。2006年12月10日

高校生の息子、中学生の娘ともども、2学期の期末考査も終わり、落ち着い
た生活に戻りつつある。

夕食の際、2人には「勉強するな」という話をした。

正確には、時間をかけて勉強するのであれば、どれだけ少ない勉強量で
成果を出せるか、考えて勉強しなさい。工夫して余った時間で、自分の
やりたいことをやりなさい、ということを伝えた。

中学生なら、教科書に記載されていることだけを覚えればいい、授業に
集中して理解できれば、それ以上やらなくてもいい。
テストで間違えれば、なぜ間違えたのかを考える、勉強のやり方が悪
かったのか、授業態度が悪かったのか、夜更かしが続いていたのか、
わかっているつもりが間違っていたのか。いい点を取るのが目的ではなく、
自分の弱点を見つけ、なぜ弱点ができたのかを考え、生活態度も含めて
見直し、弱点が苦手にならないようにすることが大事だ。

社会人になれば、より少ない労力で、より大きな成果を出すことが求めら
れる。長時間、働けばいいというものではない。

そのためには考えること。集中して考えるには、睡眠も食事も運動も、
たっぷり取らなければならない。また、オンとオフの切り替えが上手く
できるようにならなければならない。