丸亀国際ハーフマラソン2010年02月07日

本日は丸亀国際ハーフマラソン。高速コースと招待選手が豪華なことで有名な大会だ。今年も、モグス、ダニエル、コスマス、清水智也、入船敏、マーラ・ヤマウチ、大南姉妹、宮内姉妹、樋口紀子、堀江美里、脇田茜と大学や実業団の大会で目にする選手が多数招待されていた。

4:10に起床して朝食と犬の散歩を済ませて、5:00に自宅を出発するつもりだったが、はっと目が覚めたのが4:33。大慌てで犬を散歩に連れて行った後、カステラ5切れ、バナナ1本、ゼリー飲料1個、黒糖棒1本、ポカリスウェット1Lを持って、5:38に車で自宅を出発した。20分後に明石海峡大橋を渡り、6時30分ごろに鳴門大橋を渡る、周囲は暗がりだが、薄っすらと渦巻いている海面が見える。渦潮だろうか。6:36、鳴門ICを通過、自宅から86km、7:10頃に日の出と共に高松市内を通過、7:46、ち2時間ほどで丸亀市の土岐川河川敷の駐車場に到着した。快晴。讃岐富士が美しい。土岐川からはシャトルバスに乗り、丸亀陸上競技場に向かう。あたり一面田んぼとうどんやだらけ。20分ほどで競技場に到着した。
受付と着替えを済ませて、競技場内でうどんを食べる。値段は300円だが、容器を返却すると100円が返金され、大会のプログラムに100円割引券が添付されていたので、実質100円でうどんを食べることができた。冷たい外気の中、身体の芯から温まる、おいしいうどんだった。
その後、サブトラックへ行きアップを開始した。ケニアからの招待選手、脇田茜選手や多くの実業団選手を目にした。一流選手と一般選手が同じ場で試合に臨むなんて、他の競技では考えられないことだ。
風はなく、雲ひとつない快晴、昨日までの寒波の余韻を引きずった冷たい空気に、暖かな日差し、昨日はあれほどひどかった神経痛が今日は出ない。2kmほどのジョグの後、100mを軽く2本走った。17'6- 17'5、いつもと次元が違うスピードが出ている。調子に乗ると故障をしそうだ。自重しようと、自分自身に言い聞かせる。
10:00前にレースの集合場所に移動した。スタート数分前に招待選手が整列、私は前から30列目くらいなので、背伸びをして招待選手を見ようとしたが、見ることは出来なかった。

10:35、スタートの号砲。絶好のコンディション。今回のレースの目標は、1年9ヶ月前の自己ベスト1:29'38の更新、キロ3'50のペースで粘って走ろうと考える。15秒後にスタート地点を通過。
あっという間に1km、3'53。良い感じのペース。身体の力を抜いて、流れに身を任せながら走る。知らず知らずのうちにスピードが上がっていく。2kmのラップは3'45、ちょっと上がり過ぎた。横でタイガーマスクが走っている。「頑張れ、タイガー!」の大声援が続く。ペースを落とそうにもタイガーに引きずられてしまう。3km、3'46、汗が出てくる。集団から真横に離れ、日陰を探して走る。4km、3'43、タイガーに引きずられている。しばらくして、ソバージュのロングヘアのカツラをかぶってウェディングドレスを着たランナーに抜かれる。5km、18'39、5000mの自己ベストに相当するタイム。給水を取る。タイガーの前に出る。
6km、3'50、少し疲れが出てくる。7km、3'50。ここから8km過ぎにかけて3つの坂が続く、他のランナーのペースが落ちて、スイスイ抜ける。知らず知らずのうちにペースが上がる。8km、3'45。8.7kmで給水。疲れが出始めた。少しペースが落ちて9km、3'50。そこへ折り返してきた先頭グループが前から迫ってくる。先頭はモグス選手とダニエル選手。TVカメラに振り返って大きく手を振りながら走る。そこから50mくらい離れて日本人トップ選手、外国人招待選手が続く。トップランナーの軽やかな走りに惚れ惚れする。知らず知らずのうちにペースが上がっていた。10km、3'43、37'51。先週の神戸シティマラソンの10kmを上回るタイムで10kmを通過した。
しばらくすると女子の先頭がやってきた。オーストラリアのニッキチャップル選手、豪快なフォームで通過。数十メートル遅れて、マーラ・ヤマウチ選手、大南選手、実業団の女子選手が続々と通過。知っている選手とすれ違うと振り返りながら走った。大南姉妹はそっくりだった。折り返しを過ぎるが、ペースは落ちない。この感じなら25kmくらいはこの調子で行けるかも、我ながらすごいと心の中で自画自賛する。
11km、3'47、落ちない。12km、3'51、給水。13km、3'51、少し落ちているが上り坂なので仕方ないかもと思う。ところが、14kmの手前で突然、脚が動かなくなった。3'56までペースが落ちる。平地なのにペースを落としたくない。15km、3'54。16km、3'53。ラスト5kmと思いながらペースアップを試みる。しかし、続かない。17km、3'56に戻る。せめて、キロ3分台で最後まで走りたい。そう思いながら走る。ラスト4km、3km、2km、なかなかゴールに着かない。後続のランナーにどんどん追い抜かれる。3'59まで落ちる。ラスト1km、陸上競技場に入る。トラック2周でゴールだ。そこへ突然、後ろから凄い勢いで女性ランナーが私を追いかけてきた。足音と息遣いが背中に迫る。なぜ、追いかけてくるのだろうと思いながら逃げる。残り400m。必死に走るが、差は開かない。何か恨みでもあるのだろうかと思うほどの殺気を背中に感じる。残り200m、最後の力を振り絞ってスピードを上げる。残り100m、殺気が遠のいた。見ず知らずの女性ランナーとは1秒差の1:21'26(ネット1:21'11)でゴールした。自己ベストを8分28秒更新。想像もしなかった好結果だった。
ゴール後、競技場から戻ろうとするとすぐ横にワコールの樋口紀子選手をいた。TVで見ると、どうどうとしているが実物は小柄で可愛らしい人だった。手元にカメラがないのが残念だった。
自己ベスト更新の達成感に包まれつつ、帰り支度をした。競技会場でうどんを食べ、豚マンと唐揚げを買ってシャトルバスに乗り、駐車場まで戻った。13:15、駐車場を出発、途中ガソリンスタンドで給油後、15:40帰宅した。走行距離、360km。


後で、ゴール手前で私を追い掛け回した女性ランナーを調べると、2009年の徳島マラソンの優勝ランナー(2:56'41)だとわかった。追い抜かれなくて良かった。

  SPLIT       LAP
km time  pace  time  5km  10km
00 0:00:15 --  0'15 00'15 00'15
01 0:04:08 3'53  3'53  
02 0:07:52 3'49  3'45  
03 0:11:38 3'48  3'46  
04 0:15:21 3'47  3'43  
05 0:19:09 3'47  3'48 18'39 
06 0:22:59 3'47  3'50  
07 0:26:49 3'48  3'50  
08 0:30:33 3'47  3'45  
09 0:34:23 3'48  3'50  
10 0:38:06 3'47  3'43 18'57 37'51
11 0:41:53 3'47  3'47  
12 0:45:44 3'47  3'51  
13 0:49:35 3'48  3'51  
14 0:53:31 3'48  3'56  
15 0:57:25 3'49  3'54 19'19 
16 1:01:18 3'49  3'53  
17 1:05:14 3'49  3'56  
18 1:09:12 3'50  3'58  
19 1:13:11 3'50  3'59  
20 1:17:10 3'51  3'59 19'45 39'04
21 1:21:08 3'51  3'58  
Go 1:21:26 3'51  0'18 04'16 04'16

コメント

_ What do you do when your Achilles tendon hurts? ― 2017年09月04日 07時59分15秒

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